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更新日:2025年4月3日

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かかってきた電話は、まず詐欺の可能性を考えましょう!

警視庁には、犯罪発生情報や防犯情報を発信する「メールけいしちょう(外部リンク)」なるサービスがありますが、連日、区内警察署からは、特殊詐欺に関する注意喚起メールが発信されています。

その中で、最近特に多い手口は、「自動音声ダイヤル」からの「警察官をかたる詐欺」です。

「自動音声ダイヤル」から「警察官をかたる」手口

「自動音声ダイヤル」とは、あらかじめ録音したメッセージを発信する電話のことです。

詐欺に使われる例としては「利用料金が未納です。」、「●番を押してください。」等というメッセージを電話に出た相手に聞かせ、文字通り機械的に対応を求めてくるものがあります。

その電話に対応してしまいますと、ウソのコールセンター等に接続され、その後、警察官をかたる犯人から「詐欺の事件であなたに逮捕状が出ている。」「逮捕を免れたければ、お金を払う必要がある。」などと金員を要求されます。

これらの犯人とのやり取りは、電話通話の場合もありますし、SNSアプリを利用したビデオ通話を犯罪に悪用する場合もあります。

警察が連絡手段として、ビデオ通話やSNSのアプリケーションを使うことはありませんので、そのような旨を申し向けられたら詐欺と疑って下さい。(※区ホームページ内「警察官をかたる詐欺」参照)

犯罪の手口は、このパターンだけではありません。

「自動音声ダイヤル」を経由せずに、直に、「警察官をかたって」電話してくることもあります。

しかし、昨今の電話は、かけてきた相手の番号が表示される機能が備わっているものが多いので、明らかに「警察からの番号」ではない番号だとさすがに疑われてしまいます。

そこで、犯人グループは、新たな手口を仕掛けてきています。

末尾「0110」は、警察署からの電話!?国際電話からの着信

みなさんの中で、警察署の電話は末尾4桁が「0110」という話を聞いたことがある人はいらっしゃるのではないでしょうか。

全ての電話がそうではないですが、多くの警察の電話番号の末尾4桁が「0110」というのは、確かに事実です。

詐欺犯人グループは、これを逆手に取って、末尾「0110」の番号を取得し、犯罪に使い始めたのです。

ただ、さすがに国内で末尾「0110」の番号を取得するのは難しいので、国際電話番号(+1や+44などから始まる番号)で末尾だけ「0110」にしたものを利用し、あたかもこの電話番号が警察の電話であるかのように偽装を始めたのです。

この国際電話からの末尾「0110」の番号は、警察からの電話ではありません。

決して電話に出たり、折り返し電話をかけ直したりしないようにしましょう!

犯人グループは、さらに驚きの手口も仕掛けてきています。

番号を偽装表示!?警察からの電話に出たはずが詐欺の犯人だった!

最近、都内において、急増中の手口では、詐欺の前段で犯人がかけてくる電話(通称、アポ電)の際に、警視庁本部の代表電話(03-3358-1432)や警察署の代表番号(03-〇〇〇〇-0110)と偽装表示させるという手口があるというのです。

この偽装表示の仕組みは明らかにはなっていません。

もしかしたら、今後、親族や友人の携帯番号を偽装して、電話してくるという手口もあるかもしれません。

こういう手口が出てくると、かかってきた電話は、まずは詐欺の可能性を考えるというのが一番でしょう。

かかってきた電話への対処方法

こうした電話での手口に対しては、次のような対策を取って下さい。

まず、かかってきた電話には、出ないことです。

そのためには、相手の電話番号を表示させるナンバーディスプレイ機能、留守番電話機能、かけてきた相手の通話内容を自動で録音してくれる自動通話録音機(文京区でも無償貸与しています)などを活用することが肝要です。

相手の電話番号や要件などが分れば、冷静に判断することができます。

電話番号を調べれば、存在する官庁や会社であれば、どこからかかってきたか分かります。

逆に、詐欺に使われている電話であれば、そうした口コミ情報がインターネットに寄せられていることもあるので、判断の材料になります。

また、録音された内容を聞けば、通常であれば、用件、自身の身分、部署、名前などを残していることでしょう。

内容も告げずに電話を切っているどこの誰かも分からない相手には、電話に出る必要もなければ、折り返しかけてあげる必要もないのです。

(1)基本的には、かかってきた電話には出ない。

(2)かかってきた電話は、いったん電話に出ずにやり過ごし、落ち着いて調べてから、必要なものだけ自身から折り返す。

(3)判断に迷う場合は、家族や警察などに相談して、安全性を確認する。

これらを徹底することで、詐欺にあう確率は大幅に減らせます。

昨今の詐欺被害は、年々一件あたりの被害額が高額になっています。

数百万円から数千万円、中には億単位の被害も、実際に文京区内でも発生しています。

ほとんどの詐欺の電話が、「そんなの詐欺に決まっている」「絶対だまされる訳がない」と思えるような嘘くさい内容です。

ただその中には、非常に狡猾で巧妙なものが紛れています。

たった1回でもだまされてしまえば、大切な財産を根こそぎ持っていかれることもありうるのです。

ですから、その1回が絶対に起こらないように、少し面倒でも、電話を出る際の対策をはじめとした犯罪被害防止対策を徹底していただき、降りかかる犯罪に備えましょう。

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