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更新日:2023年6月28日
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インフルエンザウイルスが原因で起こる感染症です。いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が広がります。
ウイルスにはA、B、Cの3つの型があります。C型も人には感染しますが、流行は起こりにくいとされています。
新型インフルエンザは、これまでトリやブタ、ウマなどの間で流行していたウイルスが、動物からヒトへ、ヒトからヒトへ感染するようになったものです。
くしゃみやせき等による飛沫感染が中心です。ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染もあります。
季節性インフルエンザは、毎年11月下旬から12月上旬頃に発生が始まり、翌年の1~3月頃にその数が増加、4、5月にかけて減少していくというパターンですが、流行の程度とピークの時期はその年によって異なります。
新型インフルエンザは、毎年流行を繰り返す季節性インフルエンザとは大きく異なり、新しいウイルスによるものも世界で報告されています。
突然出現する高熱、頭痛、関節や筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴で、あわせてのどの痛みやせきなどの症状がみられます。
オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル)、ザナミビル水和物(商品名:リレンザ)、ペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ)、ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)などの抗ウイルス薬と症状に応じた治療が行われます。
肺炎、気管支炎のほか、脳症、ライ症候群、心筋炎、中耳炎などの合併症を併発して、重症になったり生命に危険がおよぶ場合があります。
学校保健安全法では、発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまでとされています。
インフルエンザと診断された場合には、新たな感染者を増やさないように、症状がある間は外出を避け、自宅での療養をお願いします。
保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当
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