更新日:2021年12月14日
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流行性角結膜炎は、アデノウイルス(8、19、37型)が結膜に感染することで発症するウイルス感染症です。
患者の目や顔を触った手指や触れたものを介して接触感染します。家族内感染や学校、プール、職場での集団感染も多いです。
結膜炎の症状がある期間(約2週間)は感染の可能性がありますので、感染を広げないように注意しましょう。
成人を中心に幅広い年代に発症します。学校ではプールを介して感染することが多く、夏に流行します。
患者と接触して8~14日後、眼ヤニや涙、結膜充血の症状が出現します。片眼に発症後、2~3日で両目に発症します。
しばしば耳の付け根のリンパ節が腫れて押すと痛みを生じます。また、まぶたの裏側に充血やプツプツ(ろ胞)などが見られることもあります。
ウイルスに対する治療薬はありませんが、症状に合わせて炎症を抑える目薬や細菌感染の予防のための抗菌薬があります。
学校保健安全法では、病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めるまでとされています。
顔や目を触る前に石鹸でしっかりと手を洗い、タオルなどの共用は避けましょう。
患者の触れたものやリネンは、塩素系消毒薬を使用し消毒しましょう。
保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当
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