更新日:2026年9月24日
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土や水などの環境中に広く存在する「非結核性抗酸菌(non‑tuberculousmycobacteria:NTM)」という菌によって起こる感染症です。肺に感染することが最も多く、次いで皮膚への感染がみられます。
国内の患者数は増加傾向にあり、高齢の方に多くみられます。
NTM症は、結核と同じ抗酸菌の仲間による感染症ですが、結核とはまったく別の病気です。
| 疾患名 | ヒトからヒトへの感染 | 病気の進み方 |
| 結核 | あり | 急速に進行することがある |
| NTM症 | なし |
ゆっくり進行する傾向 |
長引く咳、痰、発熱、息苦しさなどがNTM症の主な症状です。ただし初めのうちは症状がなく、ゆっくり進むこともあり、症状の出方や進み方には個人差があります。
土や水などの自然環境のほか、浴室のシャワーヘッドや水道の蛇口などにも生息しており、菌を含む細かい水しぶきなどを吸い込むことで肺の中に入ります。
ただし、菌を吸い込んでも発症しない場合が多く、発症するかどうかはその方の免疫の状態や体質によると考えられています。高齢の方や、もともと肺の病気などがある方では発症しやすいことがあります。
〇CTなどの画像検査
〇喀痰検査
〇PCR法
〇血液の抗体検査など
検査で菌が見つかっても、それが実際に病期を起こしているかどうかの判断が必要です。
治療する場合には、複数の抗菌薬を組み合わせて使います。飲み薬が中心ですが、病状によっては注射の薬や吸入の薬を使うこともあります。
病状によっては、すぐに治療をせずに経過をみることがあります。
慢性化したり、いったん良くなった後に再び悪くなったりすることがあるため、菌が検出されなくなった後も慎重に経過をみていきます。
NTMは環境中に広く存在するため、感染を完全に防ぐことは困難です。咳や痰が長引く場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
成人の方は、NTM症に限らずさまざまな病気の早期発見のために、1年に1回は胸部レントゲン検査を受けましょう。
参考(出典)
厚生労働省「非結核性抗酸菌症(NTM症)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/ntm.html
・国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト「非結核性抗酸菌症」
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/iasr/pathogens/vol46/541/541r11.html
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