更新日:2024年8月27日
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カラーリボン(アウェアネス・リボン)は、様々な社会運動や社会問題に対して、支援や賛同をさりげなく表す方法として用いられています。
様々なリボンの意味を知り、支援につなげるため、多くの種類のリボン活動を一堂に会した展示会を行い、2日間で398人もの方にご来場いただきました!
令和6年8月22日(木曜日)10時から18時まで
令和6年8月23日(金曜日)10時から15時まで
ギャラリーシビック(文京シビックセンター1階南側)
どなたでも(無料/事前申込み不要)
様々な社会問題への理解や支援のメッセージが込められたカラーリボンについて、活動団体や区担当課が紹介します。
各参加団体がグッズ(各種リボンバッジ、キーホルダー、書籍等)を販売します。
パネル展示を見て、関心を持った色や好きな色のリボンや水引を使って、作品作りができる体験コーナーを実施します(無料/事前申込み不要)。
【作成できるもの】
リボン:ひまわりロゼット風リボン(画像中央・左)
水引:梅結びのキーホルダーまたは淡路結びの栞(画像右)
【体験スケジュール】
令和6年8月22日(木曜日)14時から17時まで
令和6年8月23日(金曜日)11時から14時まで
当日会場にお越しください(混雑状況により、整理券を配布する場合がございます)。
「水引の会」講師の丁寧なレクチャーによって、10分から20分で簡単に作成できます。ぜひお気軽に、お子様ともご一緒にご参加ください(数に限りがあります)。
多様性社会実現への思いを込めて、好きな色のリボンを作成して飾ることができます。
ご来場いただいたかたに、啓発品を差し上げています(なくなり次第、終了)。
国内や世界で広がっているカラーリボン(アウェアネス・リボン)には、その色ごとにさまざまな社会問題への理解や支援のメッセージが込められています。
各団体名をクリックすると団体のホームページ(外部ページ)にリンクします。
パープルリボンは、暴力反対のほか、すい臓がん等々の病気の啓発と撲滅のシンボルです。
その歴史は、1994年アメリカ合衆国で、大人のレイプや虐待のサバイバー等によって結成された、インターナショナル・パープルリボン・プロジェクト(IPRP)に由来します。暴力の下にいる人々に勇気を与えようとの願いから、現在では、40か国以上に広がっている国際的なネットワークに発展した草の根運動です。
また、すい臓がんは生存率が非常に低いため、より多くの方の早期発見・早期診断・早期治療につながることを目的として、社会や医療の各分野でこのリボンが用いられています。
文京区女性団体連絡会(外部リンク)
文京区男女平等センターを拠点として女性の進出と地位向上を目指して、女性団体相互の交流と連帯を深めることを目的に活動しています。文京区男女平等センターでは様々な事業を通して、皆様に男女平等に向けてのメッセージを発信しています。
女性に対する暴力根絶のための事業もそのひとつです。シンボルカラーの「パープルリボン」を胸に、DVには身体的暴力だけでなく言葉の暴力も含まれること、DVは私たちにとって身近な問題であることを地域の皆様にお伝えしています。今後も、私たち一人一人が、家庭で、地域で、社会で、女性に対する暴力撤廃に向けた役割を果たしていきたいと願っています。
特定非営利活動法人 全国女性シェルターネット(外部リンク)
さまざまな形態の「女性に対する暴力」の被害女性と子どもを支援する、全国各地の「駆け込みシェルター」相互の連携によって、「すべての女性に対する暴力」の根絶をめざす活動を行っています。シェルターでは、DV被害当事者である女性や子どもたちが暴力から逃れ、着の身着のままでも安心して生活再建ができるよう、相談、一時保護、自立支援の長期的なサポートを行なっています。
サンフランシスコのアーティストでありLGBT活動家であるベイカーさんが、LGBTコミュニティを象徴する旗を作るように頼まれました。前向きなシンボルを考え、デザインしたのがにじいろ(赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色)の旗でした。
にじいろはSOGIの多様性を表しており、現在、平和やLGBTコミュニティを象徴する旗として世界共通で使われています。
NPO法人共生社会をつくる性的マイノリティ支援全国ネットワーク(外部リンク)
セクシュアル・マイノリティに対する根強い偏見の解消をめざし、当事者の抱える困難や生きづらさを言葉にして活動しています。隔月に開催される「文京SOGIにじいろサロン」への協力をはじめ、LGBT法連合会を通じたセクシュアル・マイノリティ支援のための政策提言、ジェンダー・セクシュアリティ相談・支援員養成プログラムの構築、相談・支援事業の受託、講師派遣事業、教材出版事業などを主軸に、国や自治体、職場、学校などにLGBTQやその家族への適切な対応と支援を求めています。
一般社団法人SOGIE相談・社会福祉全国協議会(外部リンク)
SOGIE(性的指向及び性自認・性別表現等)について悩みや困難を抱える方への相談支援や社会福祉サービスを提供するとともに、その全国的な体制整備を図ることを目的として活動しています。
すべての女性が、自分の意思で自らの健康と幸せな人生を選択できるようにと、世界に広がる支援活動のシンボルです。
LGBTの方々の自殺防止への取組み、女性への暴力を終わらせる男性たちの活動でも用いられています。
公益財団法人ジョイセフ(外部リンク)
公益財団法人ジョイセフオンラインショップ(外部リンク)
ホワイトリボンは、世界中の女性がより健康に、自分らしく生きることを支援する運動のシンボルです。妊産婦死亡のない世界の実現を目指して、全ての女性が自分らしい生き方を自ら選択できるよう国を越えて手を結び、活動を広げていきます。
女性と少女の健康と権利のためにホワイトリボンアライアンス(WRA,本部:ワシントンD.C.)が設立され、女性、男性、その家族や地域社会、あらゆる分野の専門家や政府と積極的に連携し活動しています。
文京区I LADY. ピア・アクティビスト
文京区I LADY. ピア・アクティビストとは、性と生殖に関する健康と権利(SRHR)を学び、行動・実践する若者のことです。
養成研修や月一勉強会を通し、SRHRの基本について学んだのち、同世代に自分らしい生き方を啓発します。
日本においてオレンジリボンは、児童虐待防止運動のシンボルです。
日本では、虐待で死亡する子供は1週間に1人といわれ、この不幸を根絶しようという運動は年を増すごとに拡大しています。厚生労働省では平成16年度から、児童虐待防止法が制定された11月を児童虐待防止推進月間とし、各都市・各地域にて、オレンジリボンの啓発活動や、イベント実施を推進しています。オレンジ色は子どもたちの明るい未来を表しています。
NPO法人児童虐待防止全国ネットワークオンラインショップ(外部リンク)
「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。
オレンジリボン運動を通して子どもの虐待の現状を伝え、多くの方に関心を持っていただき、虐待のない社会を築くことを目指しています。
新型コロナウイルスの問題の発生以降、特に子ども虐待のリスクが高まっていることから、工夫を凝らした啓発を進めています。
2006年に国連で採択され、2014年1月に日本が批准した障害者権利条約の実施を通じて、障害のある人びとの社会参加を推進していくためのシンボルマークです。
障害者権利条約は、障害のある人が人としての尊厳を尊重され、社会生活のあらゆる面で権利が保障されることを国際的に約束したものです。どんなに重い障害があっても、住み慣れた街で、心豊かにその人らしく暮らし、学び、働くことができる社会を目指しています。
また国により大きく意味が異なり、アメリカ合衆国では、前線で戦う兵士の無事帰還を願う祈りがこめられているという意味もあります。
国連・障害者権利条約の初めての日本審査が、2022年8月に実施され、「総括所見(最終報告と勧告)」が示されました。
JDFでは民間からの報告書である「パラレルレポート」を国連に提出するとともに、国連・障害者権利委員会に参加し意見陳述を行う活動を行ってきました。今後も総括所見を踏まえた条約の実施を推進し、誰もが住みやすい社会の実現に努めてまいります。
ぜひこの分野にも多くの方に関心を持っていただき、ご支援等をいただければ幸いです。
世界で広がるHIVの防止と、HIV感染者/エイズ患者と共に生きる人々に対する差別や偏見をなくすために、1988年にWHO(世界保健機関)が制定しました。毎年12月1日を中心に、世界各国でさまざまなエイズ予防啓発のキャンペーンが行われています。
レッドリボンは、あなたがHIV感染者/エイズ患者に関して偏見を持っていない、HIV感染者/エイズ患者と共に生きる人々を差別しないというメッセージになります。
カトリックHIV/AIDSデスク(外部リンク)
カトリックHIV/AIDSデスクオンラインショップ(外部リンク)
HIV/AIDSに対する正しい知識を持ち、予防する事の重要性を伝えるため、特にカトリック学校や若年層を対象にHIV/AIDSに関する正しい知識を広く伝え、偏見や差別を取り除くことを目指して活動しています。
現在のHIV/AIDSを取り巻く状況に合わせてアップデートし、HIV/AIDSへの感染不安相談、HIV/AIDSに対する正しい情報提供と啓発を目的として活動を行っています。
ゴールドリボンは、小児がんの子どもたちを支えるシンボルマークです。
このリボンの発祥はアメリカとされていますが、今では世界各国の団体がこのシンボルマークを使って、小児がんに関する啓発活動や、治療研究などへの経済的支援を求める運動をしています。
特に、2月15日は「国際小児がんデー」の日で、世界中でこの日にあわせて啓発イベントが行われています。それぞれの国でゴールドリボン運動に取り組んでいますが、最終的に「小児がんの子どもたちの笑顔を守りたい・増やしたい」という願いは一つです。
公益財団法人がんの子どもを守る会オンラインショップ(外部リンク)
1968年10月に小児がんで子どもを亡くした親たちによって、小児がんが治る病気になって欲しい、また小児がんの子どもを持つ親を支援しようという趣旨のもと設立されました。
ゴールドリボンとともに小児がんの正しい理解と支援の輪が広まり、小児がんの患者・家族にとってよりよい社会になることを目指しています。
現代は、2人に一人はがんになる時代です。認定NPO法人キャンサーネットジャパンは、「がん」について科学的根拠に基づいた正しい情報を届ける活動をしています。
「ティール&ホワイトリボン」は、子宮頸がん疾患啓発活動のシンボルカラーリボンです。
今、AYA世代(10代後半から30代)の中で特に、20代~30代の女性に急激に増加しているのが子宮頸がんです。子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因ですが、性体験のある人の少なくとも80%以上が感染すると言われています。しかし、子宮頸がんは、定期的な検診とHPVワクチンの接種で発症の予防が可能であり、早期発見すれば完治も可能ながんです。
ピンクリボン運動は、80年代にアメリカで、乳がんで亡くなられた患者さんの家族が、「このような悲劇が繰り返されないように」と願いをこめて作ったリボンから始まった運動です。
アメリカでは、この運動の広がりにより、乳がんに対する意識が高まり、乳がんの検診受診率も高まることで、死亡率が低下し、ピンクリボン運動が広く認知されるようになりました。
日本でも近年、この運動は普及し、行政、企業、民間団体などが「乳がん」の、早期発見、早期診断、早期治療の大切さを伝えるための活動を展開しています。
グリーンリボンは、1980年代よりアメリカから世界的に広まっている移植医療普及のためのシンボルです。
グリーンは成長と新しいいのちを意味し、リボンはギフト・オブ・ライフ(いのちの贈りもの)によって結ばれたドナー〈臓器提供者〉とレシピエント〈臓器移植希望者〉の“いのちのつながり”を表現しています。
ブルーリボンは、北朝鮮による日本人拉致問題被害者を救出するための運動や、大腸がんの啓発活動のシンボルです。
また、アメリカ合衆国では言論の自由を守るための反検閲運動、カナダでは受動喫煙防止運動の象徴でもあり、世界中に広がるシンボルマークとなっています。
ほかにも、ブルーは自閉症や発達障害を理解するためのシンボルカラーとしても使用されています。
シトラスリボンは、新型コロナウイルス感染症の感染が確認された方々や、私たちの暮らしを守り、支えてくれる方々(医療従事者・エッセンシャルワーカーの皆様など)への、差別や偏見の防止を目的とする「シトラスリボンプロジェクト」のシンボルマークです。シトラス色は、プロジェクト立ち上げ先の愛媛の柑橘類がモチーフです。3つの輪は、地域と家庭と職場(もしくは学校)です。
ウイルスに感染したとしても、だれもが地域で笑顔の暮らしを取り戻せる社会を目指しています。
出典:ちょびっと19+ホームページ(外部リンク)(文京区はシトラスリボンプロジェクトに賛同しています。)
EMPOWER Project(外部リンク) (2022年度の参加)
「困った時には、お声を」の気持ちを「マゼンタ・スター」で表す「協力者カミングアウト」を推進しています。マタニティマークやヘルプマークなどによって従来行われてきた「当事者カミングアウト」に加えて、逆転の発想で協力者がカミングアウトをすることで、誰でも困った時には協力をし合えるような優しい社会を目指しています。高齢者、障害者、LGBT、外国人、子供、調子の悪い人等、誰にとっても住みやすい社会になるほか、誰もが「協力者」にも「当事者」にもなりうることで、誰かの「得意」が誰かの「苦手」に役立つ世界になると信じています。
総務部総務課ダイバーシティ推進担当
〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター14階南側
電話番号:
03-5803-1187
ファクス番号:03-5803-1331