更新日:2024年12月27日

ページID:10476

ここから本文です。

警察官をかたる詐欺

現在、特殊詐欺の脅威が再び増しています。

今年(2024年)の被害額は、11月末時点で、約581億2,000万円(暫定値)にのぼり、10年ぶりに過去最悪になっています。

文京区では、今年の被害額は、約2億6,580万円(11月末時点の暫定値)で、昨年比、約1億7,618万円増となります。

手口別では、家族、親族、役所などをかたって金員をだましとる、いわゆる「オレオレ詐欺」被害が一番多くなっています。他の手口の詐欺と比べて、一件当たりの被害額が高額になる傾向にあります。

「オレオレ詐欺」は、「このままだと自分や家族が大変なことになってしまう」というウソの危機的状況を作り出し、まるで演劇のように役割を決めた犯人たちが、複数人で代わる代わる被害者をだまそうとあの手この手を使います。

最近、特に被害が増えているのは「警察官をかたる詐欺」です。

chirashikeishicho

(※警視庁特殊詐欺対策本部作成のチラシ)

その警察官は本物ですか?

chirashi4sho

ご覧いただいたチラシは、文京区内警察署で作成された「警察官をかたる詐欺」の注意喚起チラシです。

区内警察署からの情報によると、文京区内は、この手口の詐欺被害がほとんどで、一件当たりの被害額は、数百万円から数千万円であるとのことです。

この詐欺は、警察官を名乗って携帯電話あてに電話がかかってきて、「あなたの口座が犯罪に利用されている」「あなたの携帯電話が犯罪に利用されている」などと言って、通話のほかにSNSやビデオ通話に誘導します。

詐欺の手口の流れ

警察官とSNSのメッセージやビデオ通話でやりとりをする

警察官役の犯人は、「あなたは逮捕される」などと不安をあおり、資産状況を聞いてきます。また、「警察手帳」や「逮捕状」を見せるケースもあります。

警察官がお金を振り込ませる

警察官役(検察官の時もあります)は、「資産を保護する」「口座を調査する」などと言って、お金を振り込むように要求します。

振込の際にインターネットバンキングを利用させたり、暗号資産取引口座に振り込ませるケースもあります。

被害にあわないために

警察官がSNSやビデオ通話で連絡を取ることはありません。

警視庁や他府県の警察を名乗る者からの電話があった場合は、相手に「所属、担当部署、氏名、内線番号」を確認し、最寄りの警察署に連絡してください。

電話会社や総務省などを名乗って、「携帯電話の未納料金がある」などと言ったあと、警察官役に交代するケースもあるので注意が必要です。

「文の京防犯力向上セミナー」

文京区では、こうした犯罪から身を守る防犯対策として、区内警察署警察官を講師とした防犯講習会「文の京防犯力向上セミナー」を定期開催しております。

講習会では、「闇バイト」による強盗対策、自宅の防犯対策の見直しのアドバイスはもちろん、「SNSを悪用した詐欺」「インターネット上の詐欺」等より巧妙化した犯罪の手口紹介など、対策を含めた様々な防犯情報をご紹介します。

あなたの街を守る警察署の担当者の顔を知ることが、いざという時の防犯対策の第一歩です。講習会で、みなさまの防犯力を向上させませんか?

https://www.city.bunkyo.lg.jp/b010/p005293.html

シェア ポスト

お問い合わせ先

総務部危機管理課 

〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター15階北側

電話番号:

ファクス番号:03-5803-1344

お問い合わせフォーム

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください。

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?