更新日:2023年7月3日
ページID:2534
ここから本文です。
デング熱は、デングウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって生じる感染症です。ヒトからヒトではなく、ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します。
デングウイルスを媒介する蚊が生息する地域は、熱帯・亜熱帯を中心に100か所以上あり、全世界で年間約1億人の患者が発生しているとも言われています。国内でも2014年に約70年ぶりの国内感染が報告されました。
蚊に刺されてから2~15日(多くは3~7日)が潜伏期間です。
発熱・頭痛・眼窩痛・関節痛・筋肉痛・皮膚の発疹が主な症状で、多くは1週間程度で回復します。
デング熱に有効なワクチンはありません。そのため、予防は蚊との接触を避けることが主になります。
文京区生活衛生課「蚊の対策について」
発生地域へ渡航する場合は、長袖・長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意してください。
また、海外からの帰国者は、発熱等体調に異常がある場合は、到着した空港等の検疫ブースで検疫官に申し出てください。帰国後に症状が認められた場合は、速やかに医療機関を受診し、海外への渡航歴を告げてください。
保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当
〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター8階南側
電話番号:
03-5803-1962
ファクス番号:03-5803-1355