アライグマやハクビシンの被害を防ぐために
近年、アライグマやハクビシンの被害相談が区内で増加しています。
- 敷地内で育てていた柿やビワが食べられた
- 庭や天井裏にすみ着かれた
アライグマやハクビシンを寄せ付けないために
- 建物周りの侵入口になる隙間(縁の下、換気口、軒下など)をふさぎましょう
- 屋根に登れるような庭木の枝は剪定しましょう
- 敷地内の果物の実は早めに収穫するか、網などをかけましょう
- ペットフードの残りや生ごみを外に放置しないようにしましょう
野生鳥獣の駆除や捕獲は、法律により、「有害鳥獣捕獲」の許可が必要となりますので、資格の無い方が野生鳥獣を捕獲することはできません。
文京区アライグマ・ハクビシン防除マニュアル
アライグマやハクビシンの被害が続く場合には
文京区では、東京都が策定した「アライグマ・ハクビシン防除実施計画」に基づき、平成26年11月から、アライグマ・ハクビシンの防除事業を実施しています。
アライグマ・ハクビシン防除事業申込書(ワード:16KB)
[内容]有資格業者による箱わなの設置(庭等屋外のみ)と餌の交換
※捕獲以外の侵入口の遮断作業やクリーニング等は行いません
[対象]被害が生じている家屋(一般の民家・アパート等)
※庭や道路等で見かける、鳴き声が聞こえる等は対象となりません
[要件]
- 家屋に侵入され、糞尿被害がある、または、庭の果樹に被害があること
- 被害のある場所の所有者や管理者であること
- 箱わなの設置場所が文京区内であること
- 毎日、箱わなの見回り等ができること(設置期間は原則2週間)
- 捕獲できた場合に速やかに連絡いただけること
- 申込後、概ね1か月以内に箱わなを設置できること
[申込方法]電話、申込書に必要事項をご記入いただき郵送(郵送料自費負担)、FAX、窓口持参のいずれかでお申し込みください
※予定数に達した時点で受付終了、防除事業の利用は年度内に1回限り
アライグマ・ハクビシン防除事業の流れ
- 鳥獣捕獲許可の資格を持つ駆除業者が、被害の状況を確認します
- 駆除業者が被害のある場所に捕獲用檻(箱わな)とえさを設置します
- 被害のある場所の所有者や管理者の方が、箱わなの管理と見回りを行い、捕獲した際には速やかに駆除業者に連絡をお願いします
- 連絡を受けた駆除業者が、箱わなと動物を回収します
- アライグマ・ハクビシン以外の動物を捕獲した際にも駆除業者に連絡をお願いします。連絡を受けた駆除業者が、動物をその場で逃がします(ねずみ等の場合でも回収はしません)
アライグマ・ハクビシンの特徴
アライグマの特徴
- 尾に黒いリング状の縞模様(5~7段)がある
- 目の周りに黒いマスク模様がある
- 指は5本で爪が長く、足跡の爪あとは明瞭
- 夜行性
- 雑食性で、動物性タンパク質を好む
- ハクビシンと比べて気性が荒く凶暴
ハクビシンの特徴
- 額から鼻にかけて白いスジがある
- 全長は中型犬程度で、尾が胴体と同じくらい長い
- 指は5本で爪あとは不明瞭
- 夜行性で木登りが得意で、電線の上を歩いたりもする
- 雑食性で、果物、とうもろこしなどの野菜、残飯、昆虫、鳥類やその卵を食べる
- 好物は果物
- 頭が入れば狭い隙間を自由自在に通り抜けできる
出典:農林水産省生産局「野生鳥獣被害防止マニュアル」
関連リンク(外部ページにリンクします)