騒音・振動

クーラー

クーラーは、昼夜連続して運転する場合が多く、また室外機は、隣接した場所に設置する場合が多いため、苦情が発生します。
騒音を軽減するため、次のことに注意しましょう。

1. ウインド型、セパレート型などタイプによって据え付け条件が異なり、音の発生状況が異なります。販売店と相談し、適切な機種を選びましょう。
2. 室外機の設置場所が隣家と近接していたり、弱い構造の壁やベランダの上などの場合、近隣に影響を及ぼす場合があります。設置場所を配慮しましょう。
   また、隣接する場所に設置する場合には、音を遮るへいや囲いを作りましょう。熱風の風向きにも注意しましょう。
3. 機器から異音が発生するときは、速やかに点検や修理をしましょう。

クーリングタワー

クーリングタワーは、熱を交換する機械で、大きなクーラーや冷凍機に必要となります。
これは、機能上通風のよい場所に設置されているため、騒音による影響が周辺に及びます。
騒音を防ぐために、次の点に注意しましょう。

1. クーリングタワーの騒音は、ファンの風切り音、水滴音、循環ポンプの音、軸受の摩擦による異常音などがあります。保守点検をきちんとしましょう。
2. 新たに設置する場合、取り付け工事の段階で、近隣への影響を十分検討することが重要です。周辺に影響を及ぼさない場所を選び、設置しましょう。
3. 水滴音を軽減するため、防音マットを使用しましょう。

暖房・給湯器具

ボイラー、湯沸かし器、給湯器の使用により、近隣に騒音の影響を与える場合があります。
次の点に注意し、苦情が出る前に配慮しましょう。

1. ボイラーを設置する場合、隣家からなるべく離れた場所を選び、へいや囲いを作りましょう。
   また、タンクからパイプで送油するとき、パイプが長いと二次振動が起こりますので、しっかりとした支柱に固定させましょう。
2. 湯沸かし器、給湯室外機を設置する場合、音の小さな機種を選びましょう。また、設置場所にも配慮しましょう。
3. 点検整備を定期的に行いましょう。
4. 早朝、深夜の使用はなるべく控えましょう。

 

ステレオ・ピアノなど

ステレオ・ピアノなどの楽器は、音が外部に漏れ、近隣に迷惑をかける場合があります。
自分にとっては楽しい音楽も、人にとっては不快に感じる場合があります。
次の点に注意し、近隣に配慮しましょう。

1. ステレオは、隣家から離れた場所に設置し、スピーカーの向きに注意しましょう。
2. 音量に注意しましょう。また、夜間はヘッドフォンを使用しましょう。
   
3. ピアノを設置するときは、部屋の遮音を徹底しましょう。
   • (1)2重サッシにする。
   • (2)防音カーテンを設置する。
   • (3)床に防振マット、じゅうたんを敷く。
   • (4)遮音ボードを壁に貼る。
   • (5)吸音テックスを天井に貼る。
4. アタッチメントパネル、弱音ペダルの取り付け、消音ピアノも効果的です。また、足の下に防振ゴムを敷きましょう。

カラオケ

スナックなどのカラオケ騒音は、睡眠を妨げるなど、近隣にとって深刻な悩みとなる可能性があります。

深夜営業をする場合、立地条件を十分考慮し、適切な防音対策が必要です。
また、23時以降は、原則としてカラオケ等の使用が禁止されています。

その他

私たちの普段の生活の中で発生する音が、時に騒音となる場合があります。

洗濯機、掃除機、テレビ等に加え、声や物音なども迷惑となる場合があり、ちょっとした注意や配慮をすることが必要です。