更新日:2022年1月19日
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Respiratory syncytial ウイルスによって引き起こされる、冬季を中心に乳幼児がかかる上下気道炎の代表的な感染症です。
出生後、初めての冬で約半数がかかり、2回目の冬でほぼ全員の乳幼児がかかります。
咳やくしゃみ(飛沫)からや、患者の手やおもちゃなどの持ち物からの(接触)感染があります。
潜伏期間は2~7日くらいで、発症後7~10日はウイルスが気道分泌物に存在するので、感染力があるといわれています。
冬に流行する「かぜ」の一種です。10月ころから出始め、11月より急増、12月にピークをむかえ、3月に終息するのが一般的です。
感染しても免疫ができにくいため感染を繰り返しますが、回数が増えるほど症状は軽くなり、2歳以上になると「鼻かぜ」程度ですむことがほとんどです。
鼻水、咳、発熱が主な症状です。乳幼児は重症になりやすく、細気管支炎、肺炎などになることもあります。
それぞれの症状に合わせた対症療法が中心です。
必要に応じて、気管支拡張薬や去痰剤を使います。肺炎を合併した時や、全身状態の悪い時は入院して治療することもあります。
手洗い、うがいを徹底しましょう。
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