第3次文京区役所地球温暖化対策実行計画実績報告書（令和2年度）

二酸化炭素排出量の削減状況

1. 電気使用量の削減状況
2. 都市ガス使用量の削減状況
3. 水道使用量の削減状況
4. 一般廃棄物排出量の削減状況
5. 紙類購入量の削減状況
6. カーボン・オフセットの取組状況

二酸化炭素排出量の削減状況

令和2年度における区のエネルギー使用による二酸化炭 素排出量は11,300t-CO2となり、前年度と比較して4,429t-CO2減少し、平成25年度基準年の排出量と比較して38.6％の減少となりました。
二酸化炭素排出量が前年度に比べ減少している主な理由としては、新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的とした区有施設の利用時間の縮小や、事業の中止などにより電気・ガスともに使用量が前年度より減少していることと、より二酸化炭素排出係数の低い電力会社へと切替えを行ったことなどが挙げられます。

二酸化炭素排出量の推移

二酸化炭素排出量削減状況	平成25年度 （基準年度）	29年度	30年度	令和元度 （前年度）	令和2年度	令和6年度 （目標）
原単位（100平方メートルあたりの排出量 t-CO2）	4.69	4.04	4.17	3.93	2.83	3.99
二酸化炭素排出量（t-CO2）	18,402	15,853	16,563	15,729	11,300	15,666
対象となる区有施設の総延床面積（平方メートル）	392,638	392,847	397,405	400,032	398,667	392,638
指数〔基準年度を100とした場合〕	100	86	89	84	60	85

（注1）区では令和6年度までに原単位あたりの排出量を15％削減することを目標としています。
（注2）総延床面積の数値の増加は、建物の改修、建替えやエネルギー管理対象施設の新規追加によるものです。
（注3）令和6年度(目標)の二酸化炭素排出量については、あくまで平成25年度（基準年度）と延床面積が変わらないものとした場合の数値目標です。

令和2年度における二酸化炭素排出量の使用形態別内訳

	合計値	一般電力	街路灯電力	都市ガス	A重油	その他
二酸化炭素排出量（t-CO2）	11,300	6,665	779	3,661	3	192
内訳（％）	100	59.0	6.9	32.4	0.03	1.7

（注1）端数処理により、合計値が異なる場合があります。

1.電気使用量の削減状況

電気使用量については、令和元年度（前年度）と比較して5.4%減少となりました。

区では、令和3年度も引き続き健康安全面など考慮に入れながら節電対策に取り組んでいきます。

電気使用量の推移

電気使用量の削減状況		25年度 （基準年度）	29年度	30年度	令和元年度 （前年度）	令和2年度	令和6年度 （目標）
使用量（区有施設全体）	kWh	30,557,219	29,389,785	29,864,946	29,232,850	27,658,992	25,973,636
	指数(総量)	100	96	98	96	91	85
二酸化炭素排出量	t-CO2	14,110	11,976	12,329	11,514	7,444	11,994
	指数（総量）	100	85	87	82	53	85

（注1）令和6年度(目標)の二酸化炭素排出量については、あくまで基準年度と延床面積が変わらないものとした場合の数値目標です。

2.都市ガス使用量の削減状況

都市ガス使用量については、令和元年度（前年度）と比較して6.6%減少となりました。

都市ガス使用量の推移

都市ガス使用量の削減状況		25年度 （基準年度）	29年度	30年度	令和元年度 （前年度）	令和2年度	令和6年度 （目標）
使用量（区有施設全体）	立方メートル	1,832,105	1,579,516	1,745,076	1,742,451	1,627,243	1,557,289
	指数（総量）	100	86	95	95	89	85
二酸化炭素排出量	t-CO2	4,104	3,554	3,926	3,921	3,661	3,488
	指数（総量）	100	87	96	96	89	85

（注1）令和6年度(目標)の二酸化炭素排出量については、あくまで基準年度と延床面積が変わらないものとした場合の数値目標です。

3.水道使用量の削減状況

水道使用量については、令和元年度（前年度）と比較して23.9％減少なりました。
各施設の使用形態や季節に関わらず、全庁的に節水の徹底が定着しています。

水道使用量の推移

水道使用量		平成25年度 （基準年度）	29年度	30年度	令和元年度 （前年度）	令和2年度	令和6年度 （目標）
使用量（区有施設全体）	立方メートル	505,953	462.135	478,662	460,709	350,559	455,358
	指数（総量）	100	91	95	91	69	90

4.一般廃棄物排出量の削減状況

令和元年度（基準年度）と比較して、可燃物については29.6％削減、不燃物については13.5％削減となりました。

文京シビックセンターの廃棄物排出量の推移

文京シビックセンターの廃棄物排出量		令和元年度 （基準年度）	令和2年度	令和6年度 （目標）
可燃物	排出量（kg）	44,150	31,100	39,892
	指数（総量）	100	70	90
不燃物	排出量（kg）	36,630	31,700	33,097
	指数（総量）	100	87	90

文京シビックセンター以外の施設では、有料ごみ処理券等を使用し廃棄物排出量を管理しています。

令和元年度（基準年度）と比較して1.5％削減となりました。

文京シビックセンターを除く施設の廃棄物排出量

文京シビックセンターを除く施設の廃棄物排出量（有料ごみ処理券によるもの換算）	令和元年度 （基準年度）	令和2年度	令和6年度 （目標）
排出量（kl）	3,247	3,198	2,934
指数（総量）	100	98	90

5.紙類購入量の削減状況

令和元年度（前年度）と比較して4.4％削減となりました。
引き続き、コピー用紙等の裏面を再利用するなどして削減に努めていきます。

紙類購入量の推移

紙類購入量	25年度 （基準年度）	29年度	30年度	令和元年度 （前年度）	令和2年度	令和6年度 （目標）
購入量（千枚）	30,371	33,458	34,616	38,639	36,956	24,297
指数（総量）	100	110	114	127	122	80

6.カーボン・オフセットの取組状況

区は、第3次文京区役所地球温暖化対策実行計画に掲げる二酸化炭素の削減目標達成を目指すとともに、他自治体における森林整備に係る取組を支援するため、包括連携に関する覚書を締結している熊本県が販売するオフセット・クレジット（J-VER）（注1）を400t-CO2購入しました。

これにより、令和2年度における区のエネルギー使用による二酸化炭素排出量11,300t-CO2から購入分の400t-CO2をオフセットしました。

オフセット・クレジットによるCO2排出量のオフセット

CO2排出量のオフセット	オフセット前	オフセット後
CO2排出量（t-CO2）	11,300	10,900
原単位（100平方メートルあたりの排出量t-CO2）	2.83	2.73

（注1）カーボン・オフセットの取組を普及・促進するため、国内のプロジェクトにおいて実現された温室効果ガス排出削減・吸収量を自主的なカーボン・オフセットに用いられるクレジット（J-VER）として認証・発行する制度。

文京区役所地球温暖化対策実行計画について

詳細については、「第3次 文京区役所地球温暖化対策実行計画」のページをご覧ください。

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