更新日:2024年5月5日
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2.まちの名前
この絵は、本郷三丁目交差点の湯島側(東側)から西の方(現・本郷四丁目方面)を描いたものです。通り沿いにはさまざまな店が並び、多くの人が行き交う様子が見えます。
本郷はもとは湯島の一部で、その中心という意味で湯島本郷というべきところ、湯島を省略して本郷と称するようになりました。江戸時代の初めには武家地や町屋が開かれ、さまざまな店が建ち並びました。
それを示すように、肴店(さかなだな)・蜊店(あさりだな)横町・湯屋(ゆや)横町・油揚(あぶらあげ)横町など、商売にちなんだ通称も付けられました。
明治年間に入ると、交差点の北側(加賀藩上屋敷跡)に東京大学ができ、多くの学生でにぎわいました。文京区内でもっとも早く路面電車が通ったのがこの地域です。
明治40年(1907)の本郷三丁目及四丁目之図(『新撰東京名所図会』より)
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