更新日:2024年5月5日

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5.本郷座の時代

本郷春木町(現・本郷三丁目)には東京を代表する大劇場・本郷座がありました。本郷座は、明治6年(1873)に本郷の地主奥田氏が開設した奥田座に始まり、その後、春木座を経て、同35年に本郷座と改称されました。

明治30年代以降、時事を風刺(ふうし)したオッペケペ節で有名になった、川上音二郎一派が「ハムレット」などを上演して、「本郷座時代」と呼ばれる新派の全盛期を迎えました。

しかし、大正12年(1923)9月に起こった関東大震災で全焼し、いち早く復旧したものの、かつての繁栄は戻らず、昭和5年(1930)に映画館となりました。

そして、戦災で焼失したのをきっかけに廃止されました。

明治6年(1873年)頃の盛政画「春木町奥田坐夜の景(部分)」

明治6年(1873年)頃 盛政画 春木町奥田坐夜の景(部分)(『東京開化名勝ノ内』より)

明治32年(1899年)の新築開場式

明治32年(1899年)の新築開場式(『園芸画報』昭和12年9月号より)

明治40年(1907年)の本郷座

明治40年(1907年)の本郷座(『新撰東京名所図会』より)

明治42年(1909年)の川上音二郎一座「ボンドマン」初日の本郷座

明治42年(1909年)の川上音二郎一座「ボンドマン」初日の本郷座(絵はがき)

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