ホーム > 区政情報 > 広報・広聴 > 報道発表資料 > 令和6年の報道発表資料 > 報道発表資料(令和6年12月) > 文京区立森鷗外記念館 コレクション展「鷗外の妹・喜美子の家族-森家と小金井家-」〈事前PR〉
更新日:2024年12月24日
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令和7年1月18日(土曜日)~4月6日(日曜日)
文京区立森鷗外記念館(文京区千駄木1-23-4 電話03-3824-5511)
小金井 喜美子(こがねい きみこ)(1870~1956)は、森家4人きょうだいの第三子として現在の島根県津和野町に生まれました。東京女子師範学校附属高等女学校(現・お茶の水女子大学附属高等学校)に学んだ後、欧州文学の日本語訳を手がけ、随筆や小説、短歌を創作し、明治の女性文学者として評価されてきました。
女学校卒業を前に喜美子は、解剖学者で人類学者である小金井良 精(よしきよ)(1858~1944)と結婚しました。良精は長兄・鷗外の大学の先輩、また次兄・篤次郎(とくじろう) の解剖学の教授であったという縁が、喜美子の人生に小金井家という新しい世界をもたらしたといえます。結婚後は森家と小金井家を頻繁に行き来し、二つの家族の交流の要となりました。そうした中で鷗外は、喜美子の学業と執筆を応援し、また結婚後には家庭生活と文学活動の両立に悩む喜美子を見守り、助言を与えるなど支え続けました。鷗外が喜美子へ書き送った言葉には、身内だからこその率直さとともに、文学を志す仲間としての信頼が感じられます。本展では喜美子の文学活動と、兄として、また文学の世界における先輩としての鷗外の姿、喜美子を中心とした森家と小金井家の交流の様子を、喜美子の著作や鷗外ら家族の日記・書簡などの館蔵資料から紹介します。
(注)1月19日(日曜日)は、鷗外の誕生日を記念して観覧料無料。
今野 寿美 氏(歌人、宮中歌会始選者)
3月8日(土曜日)14時~15時30分
<小金井喜美子(個人蔵)23、24歳頃 明治26、27年頃撮影>
<小金井喜美子『泡沫千首』私家版 昭和15年
70歳の時に出版した歌文集。序歌序文は与謝野晶子が手がけた。>
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