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更新日:2024年5月9日

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劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)について

劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)とは

レンサ球菌による感染症です。通常は、レンサ球菌に感染しても無症候のことも多く、ほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症にとどまります。しかし、通常は細菌が存在しない血液や筋肉、肺などの組織にレンサ球菌が侵入し、急激に症状が進行する重篤な疾患となることがあります。
小児が多く罹患するA群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは区別されます。

参照:A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

感染経路

接触感染の他手足等の傷口から感染する場合もあります。しかし、感染経路が不明な場合も多くあります。

症状

初期症状は、発熱や悪寒などの風邪様症状、四肢の疼痛や腫脹、創部の発赤などが見られます。発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的であり、筋肉周辺組織の壊死や血圧低下、多臓器不全からショック状態に陥り、発病後数十時間で死に至ることも少なくない感染症です。

注意すること

傷は清潔に保ちましょう。
創部の発赤や腫脹、痛み、発熱など感染の兆候が見られたら直ちに医療機関を受診して下さい。

治療方法

集中管理のもと、抗菌剤による治療が行われます。筋膜炎の場合は、壊死を起こしている部分を切除し感染の拡大を防ぎます。重症化のリスクを下げるためには、早期に治療を開始することが重要です。

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保健衛生部・文京保健所予防対策課感染症対策担当

〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
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ファクス番号:03-5803-1355

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