更新日:2018年5月21日
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水道橋駅から御茶ノ水駅へと向かうお茶の水坂にあり、外堀を眼下に臨む、南向きの斜面地を活かした公園です。
対岸から眺めると、神田川とともに美しい景観を見せてくれます。
正門から正面階段を上ると、突き当りはアーチ模様の壁泉があります。さらに左の階段を上ると、カスケードが見えてきます。
桜の木の横では、鳥のモニュメントが、神田川の向こうに沈む夕日を見つめているようです。
大正12年に関東大震災が発生した後、東京市は帝都復興計画の中で、大公園3箇所、小公園52箇所の震災復興公園の設置を計画しました。
小公園は、地域住民の利用のほか、隣接する小学校の校庭の延長となる教材園及び、運動補助場として、さらに、災害時の避難場所とする目的で計画されました。
元町公園は小公園の1つとして、昭和5年、旧元町小学校に隣接する敷地に開園しました。
日頃は体操や縄跳びなどができる小さな広場があり、スダジイ・ケヤキ・イチョウ・スズカケノキ・アオギリなどの大きな木が公園を囲っています。これは、災害時に避難民を火の手から守る防火樹林として植栽されたものです。
第二次世界大戦中、金属類の供出により、公園は、鳥小屋、門扉などを失いました。外柵は開園当初、鋳鉄製だったようですが、かわりにコンクリートが使われました。
この公園の歴史的価値を見直し、昭和50年代、公園の復原的改修を行いました。
外柵は鋳物での復原はできなかったものの、角パイプを加工し、デザインを復原しました。
ほかにも、表面仕上げなど当時の図面を参考に改修を行いました。
段をなして落ちる人口の流れ。水階段ともいいます。西洋の庭園、特にイタリア・ルネサンス式庭園に、優れた作品が多く見られます。
ひと口にカスケードといっても全長、幅、段差そして階段の数などまちまちです。自然の滝に匹敵する雄大なものもあれば、小規模で可愛らしいものもあります。
某ドラマの撮影に使われたカスケード
所在地:文京区本郷1-1
JR総武線、都営地下鉄三田線「水道橋」駅徒歩5分
JR総武線、地下鉄丸の内線「御茶ノ水」駅徒歩7分
地下鉄丸の内線、都営地下鉄大江戸線「本郷三丁目」駅徒歩7分
土木部みどり公園課
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