元二親和会

結成日

昭和20年12月結成

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文京区町会連合会創立60周年記念誌「六十年のあゆみ」(2014年11月発行）掲載内容

明治4年我元町、西側の白山通り小石川沿いに、日本帝国陸軍東京砲兵工廠が新設、そこで働く大勢の人々がいて、元町側で住む人達も多くいた様です。そんな事から白山通りは勿論、横丁の通りにも、魚屋、米屋、八百屋、洋服屋、酒屋、銭湯、床屋、駄菓子屋、などなど大変活気がある町だったそうです。その後砲兵工廠が九州へ移転、昭和12年に後楽園球場が出来て、野球で賑わう半面、地域での活気は薄らいできました。
昭和16年第二次世界大戦に突入、18年頃には戦禍も厳しく生活物資も乏しくなり配給制で、又警防団を中心に隣組も警戒体制をとっていました。20年4月13日の夜から、14日に掛けて、東京大空襲、住み慣れた町並を焼夷弾の投下によって、焼き尽くされました。
昭和20年8月15日終戦を迎え、廃墟と化した中、徐々に人々が戻られ復興の槌音もする、22年頃「元二親和会」と名称を定め町会長を初め組織作り、外灯や、物資食料不足などの難題を乗り越え、30年頃には生活も安定し、新年会や祭、日帰り旅行なども行なわれる様になりました。
昭和38年には待望の町会事務所2階建、100平方メートルを新築、総会や役員会、夜警詰所又地域の会合に大変重宝されています。昭和45年青年部、平成元年婦人部結成される。
平成19年三河稲荷神社御遷座400年祭が行われ、この年に合わせ大人神輿を新調、青年部を中心に近隣の応援を得て元一睦会の神輿と共に盛大な大祭となりました。
又恒例の納涼大会は今年で15回目8月下旬に道路を借りて、青年部、婦人部の協力と、成澤区長を初め警察署、消防署、区民部のご来賓の皆様にご参加を頂き、地域の事、振り込め詐欺、地震災害等の注意心得の話を頂き、近隣町会、会員の皆様と飲食を共にし300を越す人々と地域の絆を深めています。
平成23年3月、区の地縁法人の認可を会員皆様の協力で取得することが出来、又平成25年2月、町会会館の土地所有権を個人から法人へ移転登記する事が出来ました。
又地域防災の合同訓練を行って来ましたが、更に町会独自の訓練も進めたい。
終りに町会のあゆみを振り返る時、平和である事に感謝したい。