夏の食中毒を防ぎましょう!
青空がとても眩しく感じ、汗ばむ日が増える季節になりました。
夏は気温や湿度が高いため、食材は傷みやすく、また暑さで体の抵抗力も落ち込みがちです。
食品の取扱いにいっそう注意し、食中毒にならないように過ごしましょう!
手洗いが基本
手洗い方法
- 水道水で手を洗いましょう。
- 石けんをよく泡立てて1分間以上もみ洗いします。指の間までしっかり洗いましょう。
- 水道水でよくすすぎましょう。
- 清潔なタオルやペーパータオルで拭きましょう。
手洗いのタイミング
- 帰宅後、調理の前、調理の後、食事の前、トイレの後には手をしっかり洗いましょう。
- 調理中も、魚、肉、卵を触った後には手をしっかり洗いましょう。
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手洗いのポイント
- 手や指は、石けんをよく泡立ててしっかり時間をかけて洗いましょう。
- 汚れが残りやすい指先や爪の間、手のしわは特に注意して洗いましょう。
- 2回続けて手を洗うと、より効果的に汚れが落ちます。
- 消毒用アルコールを使用する際は、手洗いをして、手の水分をよくふき取った後に使用しましょう。手が濡れたままだと、消毒効果が薄まります。
- 手指に傷があると、傷口に黄色ブドウ球菌などの細菌が増えやすくなります。調理をする際、手に傷がある時は直接食品に触らず、使い捨ての手袋を使用しましょう。
食品の取扱い
魚の取扱い
- 買い物の後、家に戻ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫で保管しましょう。また、調理の合間も、生魚を常温で放置しないように適宜、冷蔵庫に保管するようにしましょう。
- 海水にいる腸炎ビブリオという細菌は真水に弱いので、調理の前に魚を水道水でよく洗いましょう。
- まな板などの調理器具を使った後は、よく洗って熱湯で消毒し、十分に乾かしましょう。
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肉の取扱い
- 牛肉、豚肉、鶏肉は、中心までよく加熱してから食べましょう。加熱不足が原因の食中毒も増えています。
- 焼肉、バーベキューで肉を焼くときは、生肉専用のトングや箸を使い、取分け用の箸、食べる用の箸とは別にして、焼きあがった食材に細菌をつけないようにしましょう。
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卵の取扱い
- 買った後は冷蔵庫で保管し、賞味期限を確認して期限内に食べましょう。
- 卵の中に細菌がいる場合、黄身と白身が混ざると急激に増えてしまいます。卵を室温に置かないようにし、また割った卵も放置せず、すぐに調理しましょう。
- 卵の殻にも細菌が付着している場合があります。卵を扱った後はすぐに手を洗うことを心掛け、取扱いには十分に気をつけましょう。
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生野菜、果物の取扱い
- 生で食べるトマト、キュウリ、レタスなどは、流水でよく洗いましょう。
- なるべく肉や魚よりも先に調理し、調理器具も肉、魚とは区別して調理しましょう。
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温度管理をしっかり
- 気温の高い夏、食材の買い物には保冷バックを用意すると安心です。
- 冷蔵庫の中は食品を詰め込みすぎず、全体に冷気が行き渡るようにしましょう。
- ドアの開閉は15秒以内にして、冷気を逃がさないようにしましょう。
- できあがった料理は、なるべくすぐに食べましょう。
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バーベキュー等野外で料理する際の注意
- 食品の持ち運びにはクーラーボックス、保冷剤などを利用しましょう。
- 沢の水は飲まないように、また調理にも使わないようにしましょう。
- 水場が近くにない場合には、除菌のできるウェットティッシュを活用しましょう。
- 肉・魚・野菜は十分に加熱してから食べましょう。
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